2022.01.23

和歌山市のコロナ禍における自宅療養 

院長の木田です。今日は私が和歌山市で携わっているコロナ感染者の自宅療養支援について書こうと思います。

第6波のコロナ感染者数は全国でも凄ましいですね。和歌山市でも患者が急増しています。コロナウイルス感染症において私が主にかかわっているのは1.感染疑い患者の診療 2.感染者の自宅療養支援です。

自宅療養患者は対面の診察が必要な方とオンライン診療もしくは電話診療で経過を見れる方がいます。私が住んでいる和歌山市では、和歌山県が適切に入院調整しているため、高齢者や基礎疾患、社会的な問題を抱えていらっしゃる方の入院はほとんど待機せずに行われているように思います。オンラインを含む診療を希望されているのは比較的若い世代の方が多いです。そしてその理由は”薬がないので処方してほしい”なのです。

医療機関以外で診断された患者は薬を処方してもらうタイミングがありません。例えば無料PCRセンターや濃厚接触者で検査を受けた方は医療機関を介さないことも多いと思います。そして検査を受けたときは無症状だったのに、陽性がわかった後から症状が出現する方が多いのです。一方で医療機関から薬を処方してもらったとしても短期間(3日間程度)の処方であるケースも散見されます。

私は診察した後、自宅や施設に配達してくださる薬局に処方箋を送っています。夜間や休日であることもあるにもかかわらず、嫌な顔一つせず、薬の配達していただいています。本当に助かっており、感謝していいます。よく”医療はチームだ”と言われますが本当にその通りで、保健所のみならず沢山の方のおかげでコロナ感染症に対応できています。

主に診療のことを書きましたが、PCR検査の検体を夜遅くまで集配してくださる検査会社様、寝る時間を惜しんで疫学調査、入院調整など保健所のみなさんをはじめ、一人でも多くの患者が元の生活に戻れるよう、民間も行政も一丸となっています。私もその一員になれていれば幸いです。

コロナで自宅療養されている患者様で発熱、全身倦怠感、のどの痛みや咳などで苦しいことあれば、いつでもご連絡ください。オンライン診療も電話診療も可能です。できうる限り自宅療養を全力で支えます。

当院は2021年2月1日に和歌山市木広町で開業しました。開業して一年になるのにホームページが出来上がったのは最近です。筆はまめではありませんが、ブログをはじめますのでよろしくお願いいたします。